始まりはお化け屋敷

私が仕事でやっていること

 思い返せば私が勉強会やセミナーを開催するようになって半年が過ぎました。基本的に全プロセスを自分で準備するので、企画、スケジュール、資料作成、運営・・・本当に諸々自分でやっているのですが、私はこれ割と全プロセスを自分で考えて進めていく感じが好きなんです。企画を考えたりパワーポイント作ったりするのもなんだかワクワクするんですよね。

思い出した記憶

 そしてそのワクワクを感じていたら、最近忘れていたある記憶を思い出したんです。あれは多分私が年長児か1年生くらいの頃のことだったと思います。近所の男の子とお化け屋敷ごっこをしていたんです。とはいっても若干暗めの部屋で顔の下から懐中電灯の光を当てるとか、そういうベタな他愛もない遊びだったんですよね。その遊びが気に入って遊んでいたら、いつの間にか参加する友達が増えていたんですよね。始まった時はお化け屋敷とも呼べないようなものだったんですよ。

カスタマイズされるお化け屋敷

 そんなただ脅かし合うだけの遊びも、だんだん脅かす「仕掛け」を創ることが楽しくなってくるんですよね。天井から何か吊るそうとしたりとか、音を鳴らしたりとか。どうしたら楽しくて脅かせるかってことを真剣に考えてたと思います。ラジカセに「お化けの声」みたいなものを録音したりもして、ディティールにもこだわっていたなあ。

やっぱり夜やりたいよね

 そんなことをずっとやっていたけれど、やっぱり昼間は明るいんですよ。笑 どうしたって迫力に欠ける・・・・私と友達の男の子は「夜にお化け屋敷やりたい」って親に交渉するんですね。最初は反対されたんですよ。「向こうのおうちにご迷惑だ」とか言われて。でもお友達の男の子のお父さんが今思うととっても子ども心を理解しているおおらかな方で、「うちにおいでよ、ついでにお母さんも」と私の母まで呼んでくれて。子どもだけで始まった「お化け屋敷」は地道な準備を重ね、ついには大人を巻き込んだ一大プロジェクトに!!もう、楽しかったのなんの。このイベントは実は1回きりではなく、何回も行われたのでした。

子どもたちの間での私の役割

 その「お化け屋敷」を一緒にやっていたのは主に男の子だったと記憶しているのだけれど、その中で私は「企画運営」の要を担っていた。プロデューサー的役割をしてたんですね。私が出した「ああしよう、こうしよう」というアイディアを「いいね、いいね」って言いながらみんなで取り組んで。「また明日も集まろうぜ」とかいう次の日につながる感じが本当に楽しかった。

やってることは変わらないな

 思い起こしてみると「お化け屋敷」を一生懸命作っていたあの頃の私と、今の私って・・・同じ感じがします。「こんな場を創りたい」っていうめちゃくちゃワクワクした理想があって、その為にいろんな準備をして、その過程で絵を描いたり、文章描いたり人集めたり、流れを演出したり・・・。それがとっても楽しいんですよね。今もお化け屋敷の時みたいに「それいいね」「仲間に入れて」っていう人が集ってくれて、勉強会や講座はみんなで場が創られていくプロセスがなんとも楽しいと感じます。子どもの頃の経験って自分の魂が欲していることを実は既に体験させてくれているんだなあ、と懐かしく思い出していました。

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