病気からのメッセージVol.12

いよいよ手術

4年前の2月中旬

私は入卵巣嚢腫の手術のために入院した

そんなに難しいオペではないとは聞いているが

家族が訪ねてきたり

遠方から実家の母もやってきた

こうなると、日常過ごせてることや

健康ということ・・・

全てが当たり前でないという感覚がわいてくる

ここで感じたのは

「人の役に立っているから愛されている自分」

ではないということ

ダンナさんをはじめ、

何もできない、病院のベットに寝ているだけの自分を尚、こうして愛してくれる人たちが集ってくれている

「みんなの役に立たなければ価値がない」という私の考えを

覆すような光景だ・・・・

それを実感するために私はだいぶ痛い授業料を払った

オペ前日は絶食、検査、説明を受けるなどの時間が続いた

おなかの中が空になり、あまり力は出ない

いよいよオペが始まる

オペの当日、看護師さんに促されて

オペ用の着衣に着替え、点滴を受けて待つ

・・・あり得ないが、このまま目覚めなかったらどうしよう

そんな不安がよぎる

看護師さんに案内され、

ヒンヤリとしたリノリウムの床を慣れないスリッパでペタペタ歩き

1枚、また1枚と扉を突破し

どんどん深部へと突入する

完全な清潔領域なので

看護師さんも手は使わず、足のスイッチで扉を開ける

いよいよ手術台が現れる

まるで処刑台に上るようなそんな気分

私の気持ちとは裏腹に、陽気なJポップが流れていた

「手術の時に音楽とか流れてるってたまにドラマとかで見るけど、本当なんだな」

なんて、どうでもいいことを考えていた

冷たい手術台の上に横になる・・・

ちょっとブルっとする

麻酔で沼の底へ

麻酔医師の方が口に吸引マスクのようなものを当てて

「ゆっくり呼吸して、10数える間に意識がなくなります」と言った

そんなバカな・・・たった10カウントで意識がなくなる??

そう考えているうちに私の意識はまるで

深く暗い沼に引きずられていくような感覚で無くなっていった

どうする?♬ゆ〜こす?
次回へ続く…

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