目次
先日夫婦で家電量販店に行き、食器洗浄機を買いました
ここに至るまで、長い長い道のりがあったのだ…
家事の分担はどうなってるの?
我が家は夫婦二人と猫2匹という家族構成。結婚してからずっと共働きだったこともあり、家事は分担してやってきた…とは言っても、お互いの家事負担は平等と感じていない私がいた。特に私がフリーランスになって家にいる事が増えてからは、私の家事労働の時間は増えているように感じていた。掃除や洗濯、洗い物、買い物、料理…少なく見積もっても一日1時間以上は家事に時間を費やしていたと思う。
食洗機を買いたかったワケ
そんな家事負担を減らしたかったのもある。でも私のココロの中を覗いてみれば、どちらかというと「私も働いているのに、私の方がいっぱい家事をやっている」というモヤモヤを解消したかった…という方が強かったのかもしれない。実際の時間や労力というよりは、心理的な不平等の方にウェイトが置かれているのだから我ながら合理的なようで、そうでもないな、と苦笑してしまう。
家計の事情
我が家は結婚した時から会計は別なのである。これは賛否両論あるだろうし、実際「お財布を別にするなんて今時の若い人は…」と言われたこともある。でも、困ったら助け合うけど、基本は経済的にも自分の力で立つというのが私たち夫婦の基本的なスタンスとして定着した。そんな中「二人で使うものや経験」にかかるお金は折半してきたので、家電、今回買いたがっている食器洗浄機はまさにその対象なのである。
食洗機の必要性
私は家事の中でも食器洗いがあまり好きではないので、食洗機の導入を切望していた。一方でダンナさんは実際洗っているのは私の方が多いからか、あまり不便さを感じていないように見えた。不便さを感じていないのに高い買い物をするのは気が進まないようで、「買いたい」という話し合いはなんだか一方通行な感じがする状態が続いていた。これは「家事の総量の把握」の違いと「求める完成度」の違いがあるな、と思っている。
家事総量と完成度
いろんな家庭があるとは思うが、家事の総量の認識は
・ゴミを分別する→捨てた後はゴミ袋を設置
・洗面所のタオルを変える
・洗剤を詰め替える
・コンロ周りを掃除
…のような細かな家事を「家事」として認識されているかどうか?という問題があるように思う。私は神経質な方ではないし、はっきり言って家事は雑だけど、それでもこういう細かい事も含めると家事は際限がない。細かな事を気がついてやる人と、そうでない人ではそもそも「家事」と認識している総量にギャップがあるのだ。だから必然的に「やってるよ」と思っている量も違ったりする。また、汚れたら、たまったらやればいいと思っているのと、ルーティン的にやっていないと落ち着かない、という…家事に求める完成度の違いも大きいのではないだろうか?
話し合いは難航
ここまで書いたようなことを話し合おうとすると、どうしても話し合いはうまくいかない。理由は簡単で「自分はこんなに大変なのに、相手はわかってくれない」というエネルギーで話し合いをスタートしているからだ。「わかってもらえてない」とうのがお互いの根本にあるので、建設的に話が進まないのだ。「買いたい」「へー、いいよ」で終わる夫婦もあるだろう。でも私たち夫婦はここで何度となくぶつかる。
ぶつかることは悪くない
こういうお互いの感覚や考えの違いでぶつかり合うのを避けている夫婦も少なくないだろう。でも私はここは「ぶつかってもいい」って思ってる。我慢したり、涼しい顔でやり過ごす…そんな不満を抱えて夫婦生活を続けるよりも、子どもっぽいかな、と思うけど「あがきたい」って思っている自分がいる。人はどこまでいっても主観があって、相手を100パーセントわかることは不可能だ。そしてそれを埋めようとして話し合って尚、相手をわかれない時もある。そんなわかり合えない感じを悲観的に捉えるか、楽観的に捉えるか…その違いなように私は思う。
わかろうとする努力
「100%わかり合えない」とわかっていながら「わかろう」とあがく…そんな干潟のムツゴロウみたいな事をやりたくない…って人もいるだろう。でも私はこの「あがき」をやりたいと思ってる。ぶつかったって壊れても元に戻れないわけじゃない。大変かもしれないけど修復は可能なのだ。ぶつかることで関係が変化する。関係が深くなる・・・・何度か険悪になったり、スルーしたりの山あり谷ありだったが、やっと決着がつき、二人で食洗機を購入しに行った。そして先日我が家に待望の食洗機がやってきた。私が出かけている間にダンナさんがシンクに設置してくれていて、使える状態にしてあった。自分はそんなに乗り気じゃなかった食洗機購入も、私が喜ぶ顔が見たくて、こうして設置してくれている。その気持ちを大切にしよう。大切に受け取ろう。この食洗機はただの家電じゃなくて、二人の歩み寄りの結晶なのだ・・・大切に使っていこうと思う。
パートナーシップを良くする3つの魔法の質問無料ウェビナー公開中