「自信がない」の処方箋

こんにちは!歌うように軽やかな人生をクリエイトするカウンセラーやまもと優子です。

突然ですがみなさんは自分に自信がありますか?

もう少し言い方を変えると今の自分に何%くらいOKが出せますか?

カウンセリングをしているとこの「自信がない」っていうワード、かなり頻繁に出現します。今日はこの「自信がない」について私が思うことを書いていきたいと思います。

本物の自信とニセの自信

10年前の私に「自信がありますか?」と質問したら、多分「自信がある」って答えると思います。その頃の私は「天職だ」と思っていた保育園の園長の仕事をバリバリこなし、「好きなことを仕事にできているなんて最高」とばかり、朝から晩まで休みなく働き、なんなら休みの日まで何かしらの勉強に出かけていました。

でも今ならわかるんです。それは本物の自信じゃないって。これって「〇〇しているときだけ」限定で自分にOKが出ている状態だったんです。だから私の場合「私は頑張っているときだけ自信がある」っていう、限定的な自信だったんですね。つまり裏を返すと頑張れてない時は、自信を喪失しているってことなんですよね。頑張らないと「自信がある」状態を維持できないわけですから、とにかく頑張る。死ぬ気で頑張る。・・・・・・ってコレずっと続けるの可能だと思いますか?

私はバーンアウトしてました。今思うと「ニセの自信」で随分自分に鞭打ってましたね。

人からの評価を自信につなげる

「頑張る」「努力する」これらは一見めちゃくちゃ建設的ですよね。これがニセの自信だなんて微塵も思わない私は頑張り続けました。また、「人からの評価」も自信につなげていました。仕事での評価や学びの成果、ネームバリュー・・・・他者から認められたり、評価されたり、「すごいね」って言われることを一生懸命やってそれを「自信」につなげていました。これが自信の源泉になっていると「すごいね」って言われたり、評価されないと自信を失います。

これは組織のトップを経験した人ならわかると思いますが、トップは誉められません。お客様に間接的ないい評価をいただくことはあるかもしれませんが。他者の評価が自分の自信につながっていると、いい評価をもらえない時にどんどん疲弊していってしまい、これまた自信を失います。

自信を決めるのは誰?

そしてようやく気づいたんですよね。自分の自信が「自分の外側」にあるってことに。

・〇〇をしているから(Doing)自信がある

・成果を出しているから自信がある

・要職についているから自信がある

・他者に評価されるから自信がある

全部他者が「それいいね」っていうかどうかが自信の基準だったわけです。でも必ずしも他者が「いいね」って言うとは限らないわけです。少し話はそれますが、SNSで「いいね」がつかなかったら嫌だな、とか批判されるとへこむから投稿しないとかも、基準が他者であるからなんですよね。これが俗に言う「他人軸」ってやつです。

本当の自信は自分の内側にしかない

結論を言ってしまうと、本当の自信とは「自分がどう考え、どう感じているかがわかり、それを信じられること」なんだと思います。読んで字の如く、「自分を信じる」ってことです。他者がなんと言おうと、どんなふうに見られようとも、「私はこう思う」「私はこう感じる」という自分なりの考えや感覚を圧倒的に重視できることなんだと思います。何を「いいな」と感じ、何を「嫌だな」と感じているか・・・・え?そんなこと?って思った方もいるかもしれません。

他者からの見られ方や評価を気にしている人は、自分がどんな考えを持っていて、どんな感覚が出ているかと言うことをスルーしていたり、いつも後回しにしている場合が多いのです。その誰でもない「自分自身の固有の感覚」と言うものを大切にし続けると、「あ、なんか自分っていい感じかも」って少しずつですけど思えるようになってきます。バリバリやれてなくても、人にいいねって言われなくても、だらけていても「私は私の感覚を大切にする」それにはいいも悪いもないのです。

「自分に自信がない」と感じている人は是非、自分の考えや感覚を他でもない自分自身がわかってあげることが第一歩かと思います。ダメな自分も、嫌な自分も、やれてない自分も大切にしてあげてくださいね。

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