引き寄せの秘密セミナー

胃カメラの恐怖

こんにちは!歌う様に軽やかな人生をクリエイトするカウンセラーやまもと優子です!

胃が痛い…

実は私、かれこれ1か月前あたりから、時々胃が痛い事があり、ひどい時は「ちょっと横にならないと」という感じで、不調が続いていた。しばらく食事をお粥や軽いものに変更しても一向に良くならず、意を決して近くの病院を訪れた。「胃腸科病院」という、まさに今の私にはジャストフィットな病院がこんなに近所にあるとは…

痛みが出てからしばらくの間病院に行かなかったのだが、それは「ちょっとすれば良くなるかも」という楽観的な考えと、もしかしたら推されるであろう「胃カメラ」をやりたくなかったから。胃カメラは私の人生で「2度とやりたくないことランキング」ベスト10入りしていると思う。

それだけは勘弁して!!

待合室にいると、人でごった返していた。連休明けというのもあったかもしれない。「こんなにたくさんの人が胃腸の調子が悪いわけ?」ひえー!と思って待っていた。ようやく名前を呼ばれ、診察スタート。女性の院長先生であった。触診、エコーと進む。

「エコーでは問題ありませんね。…ということは胃になにかあるのでしょう。胃カメラやりましょう」と、ついに私が最も恐れていたワードが先生の口からスルリとでた。

「わーーーー胃カメラだけは勘弁してくれーー!」と心の中で叫んだが、そんなものが聞こえるはずもなく、私は意思表示してみることにした。「胃カメラはすごく苦手なんです」珍しく力なく言った。

すると先生は「胃カメラにも三種類あります。寝て行う胃カメラは比較的楽です。」と言われたので「じゃあそれでお願いします!」と観念した。

恐怖は続く?

ところが寝て行う胃カメラは、なかなか予約が取れにくかった。なんと、2週間も先になってしまった。あーこんなに「胃カメラ怖い」と思いながら2週間も過ごすのか…これはまいったなーと思ったが、不思議なことに、身体の調子は悪いが、心のほうは至っていつも通りな精神状態だった。むしろ「悩みらしい悩みがないのに、なぜこんなに痛みが出るのだろう?」と不思議だった。

胃カメラ当日

前日の21時から食事をしないように指示されたので、19時頃食事をしてからは何も食べないようにした。当日は「眠くなる薬」を使うので車や自転車で来ない様にと言われていたので、テクテク歩いて病院へ向かった。

待合室で待つこと30分くらい。血圧を測りに看護師さんがやってきた。「血圧低いですねー?緊張してますか?」と言われたが、嫌がってはいるが、緊張はしていなかったので、「血圧が低いのはもとからです」と答えた。

いよいよ準備にとりかかる

まず喉の表面に麻酔がかかるように、表面麻酔ようの液体を渡され、これで1分間ゴロゴロうがいをするように言われた。1分間ということは、口から息を吐いて、鼻から息を吸ってうまくコントロールしないと飲んでしまう。案外難しいな…と思った。

次に喉の奥にスプレーを2回看護師さんがしてくれた。これも表面麻酔だろう。そして点滴の道を確保するのに針を刺すも、「血管がわかりにくい」とのことで看護師さんが腕をバシバシ叩いていていて、「お手数かけます」という気持ちになった。点滴がつけられると、最初はたぶん、なんらかの輸液を入れられていた。

いよいよ胃カメラ本番

いよいよ胃カメラを行う場所に連れて行かれた。ベットがあり、カメラもたくさんある。先生は仏頂面で「胃カメラやったことある?」とたずねてきた。「あります」と答えたが、先生の様子からあってもなくても関係なさそうだな、と思った。

横になるように促され、マウスピースを噛まされた。もう、こうなったらまな板の鯉だ!!!

「点滴を変えます。徐々に眠くなりますからね」と看護師さんに言われてそれほど経たないうちになんだかボンヤリしてきた。「ボンヤリしてきました」という言葉を最後に、私の意識はなくなった。

次に覚えているのは「山本さん、山本さん、終わりましたよ。」と、すっかり胃カメラが終わった後だった。

胃カメラ中の感覚と記憶なし

なんの感覚も記憶もない中で胃カメラが終了していたことに私はひどく興奮した。いや、感動してたと思う。一切痛くも辛くもなかったのだから。

あまりに驚いて看護師さんに「何も感じませんでした。全然辛くなくて、嬉しいです!」と興奮しながら伝えると、看護師さんも「私たちも嬉しいです。良かったですね」と言ってくれた。

先生にも「こんなに何も感じないなんて、感動しました!!」と異常に興奮して伝えると、仏頂面だった先生が笑顔をみせてくれて「それはよかったです」と言っていた。興奮ぎみの私を「ふらふらするでしょう?」と車椅子に乗せて、病室を後にした。

肉体の死を想う

しばらくの間病院のベットで寝て帰るように言われたので、天井を見つめながら思い出していた。それは過去2回、全身麻酔で手術を受けた時のこと。その時も気がつけば「山本さん、手術終わりましたよ」と言われて意識が戻ったのだった。まるでその時間を動画編集のようにカットして、詰めて編集したような不思議な感覚だ。きっと死んだ時もこんな風に何も感じないんだろうな。私たち人間は痛みや悲しみは思考よりも身体が知っていて、反応する。肉体がなくなった時、きっと「無」に還るだけなんだろうな。なんて事をボンヤリ考えていた。

1週間後の結果

1週間後、結果を聞きに行った。その間薬を出されていたが、あまり症状の改善が見られなかったので、さすがの楽観主義の私も「なにか悪い病気?」とチラと疑った。

先生の話によると、胃の出口のあたりに炎症が起きていて、急性胃炎だとのこと。「何かストレスがかかったのでは?」と言われたのだが、いくら考えても「ストレス」と言われるほどのコトが思い出せなかった。しばらく薬を飲んで治療することになった。

命大事に

実は今年は私がやっている「算命学」で自分を占うと、身体はかなり要注意だったので、気をつけてはいたのだ。しかし算命学はよく当たるが、「知っていたからといって抗えない、変えられない」ということもあり、私自身も病気は避けられなかった。

もしかしたら気をつけてなかったらもっと重篤な病気になっていたかもしれないが、それは誰にもわからない。

また、私たちカウンセラーは身体と心のつながりを必ず観ていくわけなのだが、今回はその病気が私にとって必要な理由が未だわからないでいる。以前ひどく胃が痛くなった時に、その後大きなトラブルが起きたという事を経験したこともあり、ひょっとしたら「虫の知らせ」的なものかもしれないので、引き続き自分をウォッチしていきたいとも思う。

胃カメラが感動へ

あれほど嫌がっていた胃カメラが今回の経験で認識が塗り替えられた。また、終始寄り添ってくれた看護師さんの気遣いに本当に感動した。援助職の方の一言というのはクライエントを不安にも安心にもさせる。そのホスピタリティーも学ぶべき事が多い体験だったのでした。

私の「胃カメラの恐怖」は以前意識ある中で胃カメラを行い「食べ物を飲む様に飲んで下さい」と言われた事に、苦しみながら「んな事できるか!」と非常に腹立たしい思いをした事に紐づいていたが、今回はその体験をアップデートできたようだ。どんどんこの世の中が私に優しくなっている…そう思わずにはいられない出来事でした。

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